✅下記のことが、知りたい人向け
・優秀なプログラマーとは
この記事を読むと、プログラマーの三大美徳について、理解できますので、是非ご覧ください。
プログラマーの三大美徳とは?
プログラマーの三大美徳とは「怠惰」「短気」「傲慢」の3つの要素のこと。
一見、必要のない、この要素がプログラマーにとっては重要なポイントなのです。
そもそも、三大美徳とは、プログラミング言語「Perl」の開発者、ラリー・ウォールが提唱したもの。
ラリー・ウォールは三大美徳のことを、「優れたプログラマにおける必要条件」としています。
これから、「プログラマーを目指す人・現在プログラマーの人」どちらにとっても、知っておくべきことなので、覚えておきましょう。
プログラマーの三大美徳を詳しく解説
先ほども、話しましたが、プログラマーの三大美徳とは下記の3つの要素です。
・短気
・傲慢
一見、人間としてはマイナス要素となりえそうなものですが、どういうことなのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
怠惰
怠惰とは本来、「なまけていること」や「だらしない性質」を指す言葉ですよね。
しかし、ラリー・ウォールが言う怠惰とは、「自動化」のことを指しています。
皆さんが仕事する中で、「前も全く同じことやったな・・」と思ったことってありませんか?
実際、同じ作業を同じように繰り返すって、つまらないですし、効率が悪いと言えます。
そこで、優秀なプログラマーは様々なことを「自動化」して、楽(怠惰)することを目指すのです。
例えば、受注した商品の総額を、計算する仕事があったとします。
一般的は方法は、一つ一つ商品の金額を電卓で足し合わせていき、計算する方法ですね。
この方法だと、最終的には総額が分かる為、仕事としては成功しています。
しかし、もっと効率の良い方法があります。
Excelを使えばいいのです。
Excelだと、SUM関数を使って、一気に計算可能になります。
これが自動化です。
手間が省けることに加え、ミスも少なくなる為、言いこと尽くしですよね。
優秀なプログラマーは、自動化出来る所はドンドンしていくのです。
また、プログラマーらしい所と言えば、プログラミングの共通メソッド(関数)ですが、質問に対する解答などもマニュアル化するのも大切。
一々、自分が答えなくていいように、マニュアルを作成しておいて、質問者がいつでも見れる状態にしておくのです。
短気
短気とは「すぐイラつくこと」や「辛抱できないこと」を指す言葉ですが、ラリー・ウォール的には「先を見通したプログラム」のことを指しています。
プログラマーとして、仕事をしていると分かると思うのですが、完成したシステムを使用しているうちに、「挙動がおかしくなったり」、「動作が重くなったり」することってありますよね。
そんなことになってしまうと、プログラムに修正が必要で、出戻りが発生してしまいます。
その為、短気なプログラマーは、後に不具合が発生すると、イラついてしまうことから、「先を見通したプログラム」を心がけてコーティングするのです。
わかりやすい例で言うと、処理の共通化です。
プログラムの中で、同じ処理を、複数の場所で使う場面があります。
そのような時に、それぞれの場所で、処理を書くのではなく、メソッド(関数)化してまとめてしまうのです。
メソッド化することによって、もし仕様変更があった場合でも、一か所修正するだけで複数の箇所に反映される為、後々が楽になりますよね。
傲慢
傲慢とは「見下すこと」という意味ですが、三大美徳の観点から言うと、「完璧なプログラム」のことを指します。
「自分の方が、他人のプログラムより凄い!」と傲慢になれる程の、完璧なプログラムを書くことは、優秀なプログラマーの証です。
完璧なプログラムを組むためには、下記のことが必要不可欠です。
・高い保守性
・簡潔なコード
・動作速度
・セキュリティ
これらのことを、考えてプログラミングしていくことが、優秀なプログラマーになる為の近道です。
完璧なプログラムは、仕様変更が起こった場合でも、修正が容易な為、ユーザも安心して使うことができるでしょう。
成長するプログラマーとは
成長するプログラマーには、いくつかの共通点があります。
☑成長するプログラマーの特徴
・仕事以外でもプログラムを作っている
・全体像を把握している
・色んな方法でプログラミングしている
上記の通り。
当てはまるのであれば、あなたには三大美徳を得られる才能があります。
また、成長しないプログラマーの特徴に付いても、こちらにまとめていますので、よかったらご覧ください。