今回は客先常駐に帰属意識がない理由について解説します。
✅下記ことについて、知りたい方向け
・会社が帰属意識を高める為にしていること
・会社が帰属意識を高めたい理由
こういった疑問に答えます。
この記事を読むと、客先常駐に帰属意識がない理由について、理解できますので、是非ご覧ください。
目次
客先常駐に帰属意識がない9つの理由
✅客先常駐に帰属意識がない理由
・自社に行くことがない
・一緒に働いているのが、客先社員
・自社の作業は勤務外で行う
・客先がホワイト企業
・自社社員と会うことがない
・帰社日があっても、無駄な話しばかり
・社内システムが古い
・プロジェクトが変わる度に、別会社に派遣される
上記の通り。
それでは見ていきましょう。
評価制度が曖昧
客先常駐では、エンジニアの評価制度が曖昧になりがちです。
というのも、客先常駐では客先で働くことになる為、「どのように仕事を進めているか」を、自社が見れません。
その為、「仕事が早いか」「丁寧に進めているか」などが判断できず、評価もしずらいのです。
もちろん、客先からエンジニアの評価を聞く手段もありますが、これには中々難しい理由があります。
客先としては、エンジニアの評価が高まっていることを、自社に伝えてしまうと、「単価交渉の材料」として使われてしまうのです。
要は「自社のエンジニアが良い働きをしてるんだから、単価上げてくれるよね~」と言ったイメージ。
客先としては、優秀なエンジニアを、なるべく安い単価で使いたい為、「あのエンジニアは凄い優秀!」とは言ってこないのです。
自社に行くことがない
客先常駐は客先に派遣される契約形態の為、自社に行く必要がありません。
基本的には、直行・直帰することがほとんどで、自社より客先にいる時間の方が長いのは間違いないです。
実際、自社に行った所で用もないため、わざわざ行く人はいませんよね。
「自社に行かない」ことは「帰属意識の低下」に直結するのです。
一緒に働いているのが、客先の社員
基本的に一緒に働くことになるプロジェクトメンバーは、客先の社員か、別企業の客先常駐です。
当然、一緒に過ごす時間も、客先社員の方が長くなる為、仲良くなる確率も高いでしょう。
自社より、客先社員の方が、仲の良いメンバーが多くなってくると、帰属意識も薄れていきますよね。
自社の作業は勤務外で行う
通常、1日の勤務時間は8時間です。
その為、客先常駐は1日につき、8時間、客先に貸し出されていることになります。
当然ですが、その時間は客先の為に仕事をする必要があり、それ以外のことをするのはご法度。
もちろん自社の仕事であってもです。
となると、自社の仕事は契約勤務時間外にやるしかありませんよね。
定時後か、又は休日かです。
「自社の仕事って何かあるの?」と思われた人もいると思いますが、企業によっては社内システムの開発や、IT器具の管理などを任されている場合もあります。
その他にも、勤務表の作成など、必ず行わなければいけない作業もあったりと、「なんで勤務時間外にしなくちゃいけないんだ・・」と思う場面もあるのです。
客先がホワイト企業
客先がホワイト企業だと、「自社なんてダメだな・・」となって帰属意識がなくなっていきます。
なお、「客先がホワイト企業だとは、限らないんじゃないの?」と思われる人もいるかも知れません。
確かにその通りですが、客先常駐を受け入れている会社は、自社よりホワイトである可能性は高いです。
というのも、「客先常駐を受け入れている会社 = 自社開発や請負開発をしている」ことに繋がる為、儲けている企業である可能性は高いはず。
その為、エンジニアの給料が良いのはもちろん、福利厚生やスキルアップできる環境も整っていて、客先常駐企業とは差を感じるでしょう。
自社社員と会うことがない
自社に行くことがない客先常駐は、自社社員と会う機会がありません。
毎日の仕事で会う人も、客先社員ばかりな為、「自分はどこの企業に所属しているんだろう?」と思ってしまうこともあるのです。
帰社日があっても、無駄な話しばかり
客先常駐企業は帰社日を設定していることが多いです。
帰社日の目的は、会社からの報告や勉強会など。
しかし、実際は無駄な話しばかりで、「メールでもよくない?」と思えるような内容ばかり。
しかも、平日は客先での仕事がある為、土曜日に出勤させることが多いです。
月に1~2回のペースで行う企業が多く、「無駄話しの為に、わざわざ土曜日に出勤するのか・・」とモチベーションの低下にも繋がります。
社内システムが古い
客先常駐は客先でしか仕事を行わない関係で、社内システムをほとんど利用しません。
その為、社内システムの改善や開発をすることがなく、古臭いものになってしまうのです。
さらに、社内システムのメンテナンスを行うエンジニアもいない為、「使いにくいな~」と思っても、放置されています。
IT会社にも関わらず、社内システムが古臭いものだと、「ダメな会社だな~」と思ってしまいますよね。
プロジェクトが変わる度に、別会社に派遣される
客先常駐は人手が足りない企業が、一時的に乗り切る為にエンジニアを受け入れる契約です。
その為、プロジェクトが終了して、人手不足が解消されると、契約を打ち切られる可能性があります。
そうなってしまうと、当然別会社に派遣されることになるのですが、初めての所って緊張するし、仕事を覚え直さなくてはいけないしで、中々辛いものです。
色んな会社を回されるたびに、「何故こんなに転勤しなければ、いけないんだろう・・」と自社に入社したことを後悔してしまうことがあります。
会社が帰属意識を高める為にやっている3つのこと
客先常駐企業の多くは、社員に帰属意識を高めてもらいたいと考えています。
✅帰属意識を高める為に、やっていること
・自社ミーティング
・定期的な飲み会
上記が帰属意識向上の為にやっている、定番の手法です。
それでは見ていきましょう。
レクリエーション
客先常駐企業は定期的に、花見やボーリングなどのレクリエーションを開催していることが多いです。
「ウチにいると、こんなに楽しいことが出来るんだよ~」と社員に感じて貰い、帰属意識を高めようとしています。
「楽しい!」と思っている社員も居れば、「早く帰りたい・・」と思っている人もいるので、効果があるのかは、人によるでしょうね。
自社ミーティング
自社で、勉強会や自分がした成果の報告を行う、自社ミーティングがよく開催されます。
勉強会では、技術向上の為に先輩社員から教えて貰ったり、アプリを開発したりなど、様々なことを行います。
その中で、「どのような勉強をしてきたか」「どんなアプリを開発したか」などを発表する、成果報告会も定番。
ただ、正直言ってしまうと、自社ミーティングは面倒です。
当然、業務時間外であることが多いため、逆に帰属意識の低下に繋がりそうなものなんですけどね。
定期的な飲み会
帰属意識を高めるもっとも良い方法は、社員同士の仲を良くすることです。
その手段として、交流を目的とした飲み会が、よく開かれます。
仲良くなる手段としての、飲み会はあながち間違いではないですが、「全ての社員が楽しいのか」と言われれば、そうではないでしょう。
実際、今の若い人達は、飲み会を迷惑に思っている人も多いです。
ただ、帰属意識が薄くなりやすい客先常駐では、このような手段を取るしかないので、「しょうがない」とも言えるでしょう。
客先常駐に帰属意識を持たせたい理由は?
そもそも、何故、客先常駐企業はエンジニアに帰属意識を持たせたいのでしょうか。
結論から言ってしまうと、「辞めてほしくないから」になります。
客先常駐のビジネスモデルは、エンジニアが多いほど、売り上げが増し、企業は潤います。
その為、エンジニアに帰属意識を持たせ、退職しずらい状態に持っていきたいのです。
ただ、これはどの企業にも言えることなので、「客先常駐限定のこと」とは思わないでおきましょう。
どうせなら、帰属意識が生まれる企業で働くべき
どうせ働くのであれば、帰属意識が持てる会社を選ぶべきです。
というのも、「帰属意識が持てる=ホワイト企業」に繋がるから。
一般的なホワイト企業の定義は下記になります。
・給料が高い
・残業が少ない
・スキルアップ出来る環境
どうですか?上記のような企業は最高ですよね。
要は「良い会社だな!」と思うってことは、「帰属意識が高い」ということに繋がるのです。
ホワイト企業だと、あなたにもストレスはかからないですし、会社としても、長く勤めてくれる為、どちらにとってもwin winですよね。
その為、転職を考えてるのであれば、「この会社はホワイトかな?」と考えながら、行動に移すことが大事になります。
客先常駐から脱出する方法(ホワイト企業への転職)
客先常駐からの脱出を考えている時は、なるべく早く行動を起こすことが大切です。
その為の行動として「転職エージェント」が最も有効な方法と言えるでしょう。
通常、転職活動をするときはハローワークなどに行き、下記のような求人を探し応募をするといった流れになると思います。
ただこの方法では企業の基本的な情報しかなく、「どのような職場なのか」「あなたが求めている仕事ができるのか」が全くわからないのが現状です。
実際に中途採用者は出世しにくかったり、社内の雰囲気が悪かったりする可能性もあるわけです。
安易に応募してブラック企業に就職したら最悪ではないですか?
このような時に頼るのが転職エージェントです。
転職エージェントでは担当者がヒアリングを行いあなたにあった求人をプロが選別して紹介してくれます。
もちろん自社開発や請負開発を中心としている企業が希望だとしたら、その旨を担当に伝えると、希望に沿った求人を紹介してくれるはずです。
また下記のような様々なサービスを行っているのも特徴です。
・面接対策
・履歴書対策
・非公開求人の紹介
・企業データの公開
・代理での給料交渉
転職エージェントではこれら全てのサービスを無料で行ってくれます。
無料なのには理由があり、簡単に言うと、採用した企業側からお金が支払われるからです。
その為、就活者はお金を気にせず転職エージェントのサービスを受けることが出来ます。
無料ですので、一度登録を行ってみて様子をみるのも良いのではないでしょうか。
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