✅下記のような人向け
・客先常駐(SES)を退職するタイミングを知りたい方
・客先常駐(SES)を脱出する方法を知りたい方
IT業界での一般的な労働形態「客先常駐(SES)」
客先常駐は多くのデメリットがあり、「今すぐにでも退職したい!」という方もいると思います。
しかし、「どのタイミングで辞めればいいの?」と疑問がありますよね。
そこで今回は、客先常駐(SES)を退職すべきタイミングと伝え方について解説していきます。
目次
客先常駐(SES)を退職すべきタイミング
正直、「客先常駐(SES)はなるべく早く退職すべき!」と言いたいのですが、皆さんが知りたいのは円満に退職する方法ですよね。
そこでここでは、下記の事を解説していきます。
・一番最初に退職を伝えるべき相手
・退職意思の伝え方
・円滑に退職できるタイミング
それでは見ていきましょう。
退職意思を伝えるタイミング
結論から言うと、いつでも大丈夫です。
自社、客先ともに退職意思を伝えるタイミングによって、何かが変わるということはありません。
しかし、「明日退職します!」とギリギリで伝えられても、現場や契約の調整が間に合いませんから、現実的ではないと言えます。
その為、余裕をもって退職日の一カ月以上前には伝えるようにしましょう。
一番最初に退職を伝えるべき相手
一番最初に退職を伝えるべき相手は自社の営業担当です。
通常の客先常駐は準委任契約が結ばれており、「いつからいつまで働くか」の期間が決められています。
その契約は自社と客先が契約を結んだもので、あなたと結んでいる訳ではありませんよね。
その為、客先に伝えた所でどうにもならないのです。
また、退職を伝えるのってちょっと気まずいですよね。
もし客先から伝えた場合、どうせ自社の方にも伝えなければいけません。
しかし、自社から伝えると客先にも自社から連絡がいくため、伝える気まずさが減るメリットがあります。
退職意思の伝え方
自社への伝え方は実際に会って話しをするのがいいと思います。
もちろん電話やメールでも良いのですが、現実問題自社に呼び出されることになるでしょう。
それだったら、最初から対面形式で話しあった方が手間が省けますよね。
円滑に退職できるタイミング
客先常駐(SES)を円滑に退職できるタイミングとして下記の2種類があげられます。
・契約期間が終わったタイミング
それでは解説していきます。
プロジェクトが終わったタイミング
プロジェクトが終了したタイミングでの退職は円滑に進むでしょう。
プロジェクトは最初に、「何人でどのくらいかかるか」を調査し見積もりを出しますよね。
その中で、納期に間に合うように人材を割り当て、開発を行います。
しかし、プロジェクト途中で退職されると、納期に間に合わなくなる可能性もあります。
その為、他からSEを補充する又は納期をずらしてもらうなど対策が必要になり、周りに迷惑がかかるでしょう。
実際にSEが補充できたとしても、仕様やプログラム内部の構造を一から理解しないといけない為、遅れが出ることも珍しくありません。
上記の通りプロジェクト途中での退職は、迷惑がかかることも多い為、プロジェクトが終わったタイミングでの退職が一番良いでしょう。
契約期間が終わったタイミング
通常、客先常駐(SES)の場合、契約期間というものが存在します。
契約内容は会社間によって変わってきますが、「1カ月・2カ月・3カ月・6カ月」などが一般的です。
この契約期間がちょうど終わったタイミングが退職にベストな時期です。
営業としても再契約を結ばずに更新しなければ良いだけの為、客先との調整が必要ありません。
客先常駐企業(自社)が引き留めてくることもある
客先常駐企業(自社)としてはエンジニアに退職してほしくありません。
それは以下のような理由からくるものです。
・客先との関係が悪化する可能性がある
・営業担当のインセンティブが減少する
上記について詳しく見ていきましょう。
自社の利益に影響が出る
当然ですが、エンジニアが退職するとその分の売上がなくなります。
客先常駐企業にとって、エンジニアは会社に利益をもたらしてくれる存在な為、退職されては困るのです。
特に客先常駐企業はお金がないことも多いため、必死になって引き留めてくる場合もあるでしょう。
客先との関係が悪化する可能性がある
もしプロジェクトの途中など、重要な場面で離脱した場合、客先に迷惑がかかることになります。
そのような場合、営業が出向いて謝罪している場合があります。
また「あそこの客先常駐企業は人材がすぐに離脱するから取らない!」と今後の取引に影響する可能性もあるのです。
営業担当のインセンティブが減少する
通常、客先常駐企業の営業はエンジニアを客先に送り出すことで、インセンティブを貰っています。
反対にエンジニアが退職するとインセンティブが減少する可能性があるのです。
営業担当としては、自分の給料が減るわけですから、必死になって引き留めようとするでしょう。
引き止められても迷わず退職して良い
もし、自社に引き留められたとしても、あなたは迷わず退職して良いです。
会社には退職を拒否する権利はありません。
最悪、プロジェクト途中で退職しても良いと思います。
ほとんどの客先常駐(SES)は委任契約といった労働形態を結んでおり、「成果が出なくても責任は問わない」という契約になっています。
法律的には全く問題ないため、臆せずに「退職します!」としっかりした意思を伝えましょう。
また退職の言い訳を考えるのも良いかと思います。
実際は「残業が多い」「給料が低い」などの理由で辞めることが多いと思いますが、下記のような最もらしい退職理由を考えてやりましょう。
✅退職理由(言い訳)
・実家の家業を継ぐことになったので
・元々、地元に戻ろうと思っていたので
ちょっとめちゃくちゃですが、要は相手に引き留められないような、言い訳を考えればいいのです。
注意点:有給消化を忘れずに
客先常駐(SES)は有給休暇を未消化のまま退職してしまうケースが非常に多いです。
有給を使うと「プロジェクトに影響を与えてしまう」と考え使わないエンジニアが多いのが理由になります。
もし、転職先が決まっており、退職後から初出勤の期間が短いと有給を無駄にしてしまいますよね。
その為、プロジェクトが落ち着いてきた時などは、すかさず有給を使うようにしましょう。
客先常駐(SES)から脱出する方法
結論から言うと客先常駐(SES)から脱出するには、請負開発や自社開発をしている企業に転職する方法が一番です。
その為の行動として「転職エージェント」が最も有効な方法と言えるでしょう。
通常、転職活動をするときはハローワークなどに行き、下記のような求人を探し応募をするといった流れになると思います。
ただこの方法では企業の基本的な情報しかなく、「どのような職場なのか」「あなたが求めている仕事ができるのか」が全くわからないのが現状です。
実際に中途採用者は出世しにくかったり、社内の雰囲気が悪かったりする可能性もあるわけです。
安易に応募してブラック企業に就職したら最悪ではないですか?
このような時に頼るのが転職エージェントです。
転職エージェントでは担当者がヒアリングを行いあなたにあった求人をプロが選別して紹介してくれます。
もちろん請け負い開発や自社開発をしている企業が良い場合、その旨を担当に伝えると、希望に沿った企業を紹介してくれるはずです。
また、企業ごとの面接対策や年収交渉など様々なサービスを全て無料で行ってくれます。
無料なのには理由があり、簡単に言うと、採用した企業側からお金が支払われるからです。
その為、就活者はお金を気にせず転職エージェントのサービスを受けることが出来ます。
無料ですので、一度登録を行ってみて様子をみるのも良いのではないでしょうか。
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