✅下記のような人向け
・ある程度のITスキルを有している方
・資格の難易度と勉強時間が知りたい方
・ITエンジニアから同業種への転職を考えている方
現在SEやプログラマーなどのITエンジニアの方で転職を考えている方もいるのではないでしょうか。
しかし、実際はIT企業への転職の際、あまり資格を重要視しない傾向にあります。
IT業界は実績や経験で評価をする業界だからです。
特に経験者はその傾向が強いでしょう。
とはいえ、資格が有利に働く場合もあり持っていて損はありません。
そこで今回は、ITエンジニアが同業種へ転職する際、有利になる資格を紹介します。
目次
[SE・プログラマー向け]同業種への転職に有利な資格5選!
現在SE・プログラマーとして「働いている」or「働いていた方」であれば、簡単な資格は転職の際に意味を持ちません。
そこで転職するにあたって、有利になる資格を厳選したものが下記になります。
・応用情報技術者試験
・オラクルマスター(ゴールド)
・ネットワークスペシャリスト
・データベーススペシャリスト
・システムアーキテクト
それでは詳しく見ていきましょう。
[SE・プログラマー向け]同業種への転職に有利な資格5選!
応用情報技術者試験
合格率 | 22% |
必要勉強時間 | 450時間 |
試験内容 | IT経営、ITマネジメント、IT技術 |
試験時間 | 午前150分(マーク)、午後150分(記述) |
ネットワークやデータベースなどの幅広いIT知識や応用的技術についての試験です。
応用情報を持っていれば、ITに関する知識がそれなりにあることが証明できるでしょう。
現役のプログラマー・SEであっても、業界経験が浅い方は取れない方も多い資格ですが、3年以上の経験を積んだITエンジニアであれば合格するのも難しくないはずです。
応用情報技術者試験では選択式の他に記述式の問題も出てくる為、カンで正解することは出来ません。
応用情報を持っていると資格手当がつくIT企業も多数あります。
転職でもある程度のアピールにはなるでしょう。
現役のSEであれば持っている方もそれなりにいる資格になります。
オラクルマスター
合格率 | 非公開 |
必要勉強時間(ゴールド) 必要勉強時間(プラチナ) |
120時間 450時間 |
試験内容 | データベースの運用・管理、SQLの知識 |
試験時間 | 120分 |
リレーショナル・データベースとして代表的な「Oracle Database」に関しての資格です。
オラクルマスターにはブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの4つのランクがありますが、経験者であるなら「ゴールド」「プラチナ」を狙って勉強していきましょう。
Oracle Databaseは数多くあるDBの一つにすぎませんが、日本のDBシェアの約50%を獲得しているため、どのIT企業に転職しても使う機会は訪れるでしょう。
またSQL分なども、他のDB「SQLServer」「MySQL」とほとんど変わらない為、応用が利くものとなっています。
DBはどのIT企業でも利用する為、汎用的な知識と言えるでしょう。
ネットワークスペシャリスト試験
合格率 | 13% |
必要勉強時間 | 750時間 |
試験内容 | 情報通信ネットワークの企画・要件定義・開発・運用に関する知識 |
試験時間 | 午前90分(マーク)、午後210分(記述) |
ネットワークの構築や開発・運用または、ネットワークアプリケーションなどネットワークに関する専門性の高い知識が必要になります。
難易度は非常に高く、業界経験者であっても合格するにはかなりの勉強が必要です。
資格の恩恵の受けにくいIT業界でも、資格手当をもらえたり、転職に有利に働いたりなど、大きなメリットがあります。
データーベーススペシャリスト試験
合格率 | 14% |
必要勉強時間 | 750時間 |
試験内容 | 情報システムの企画・要件定義・開発・運用に関する知識 |
試験時間 | 午前90分(マーク)、午後210分(記述) |
データーベース(DB)に関する幅広い知識を深いレベルで知っていなければ合格できない試験になります。
DB試験として有名なオラクルマスターはOracleに関するスキルを証明する試験です。
それに対し、データベーススペシャリスト試験特定の製品に依存しない一般的なDBに関する知識が求められます。
内容としては情報分析、プロジェクト管理、正規化、ER図など多方面にわたります。
DBの知識はSE・プログラマーとしても使う部分が多いため、非常に役に立つはずです。
システムアーキテクト試験
合格率 | 13% |
必要勉強時間 | 750時間 |
試験内容 | システム開発における対象業務の分析や設計の知識 |
試験時間 | 午前90分(マーク)、午後210分(記述) |
情報システム又は組込みシステムの開発に必要となる要件・またアーキテクチャを設計の知識が求められます。
ネットワークスペシャリストやデータベーススペシャリストは技術者としての深い知識が必要な試験になるのに対し、
システムアーキテクトは要件定義などの上流行程に関わる人材が対象です。
プログラマー・SEのキャリアアップ先であるPL(プロジェクトリーダー)やPM(プロジェクトマネージャ)並みの知識がある人材として、転職でも重宝されることは間違いありません。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回紹介したものはSE・プログラマーが同業種へ転職する際、有利になること間違いなしの試験です。
ただ、先ほども言ったようにIT業界は資格よりも実績が優先される世界です。
その為、多大な時間をかけて資格を取得するより、独自のシステムを開発しそれを実績として見せた方が簡単に転職できるでしょう。
ただ、資格は将来的に残っていくもののため、合格のために勉強するという選択肢でもありだと思います。