✅下記のような人向け
・社内SEの現状を知りたい方
IT業界の中でも人気のある職種「社内SE」
しかし、実際に社内SEとして転職しても、「昇給が少ないかも」「需要がなくなるかも」など、不安なことだらけだと思います。
そこで今回は「社内SEに将来性があるのか」を解説していきます。
目次
社内SEの現状
ホワイトな働き方をしている
社内SEは比較的、ホワイトな働き方をしていると言えます。
✅社内SEがホワイトな部分
・残業が少ない
・比較的気楽
・給料が高い
上記の通り。
社内SEは、大手などの比較的大きい企業が雇っていることが多いです。
その為、労基からの監視も厳しく残業や休日出勤がそこまでありません。
また、社内SEは、資本がしっかりとしている企業が募集している所が多く、ある程度の給料が約束されているのです。
社内SEの年収・給料について
※国税庁の民間給与実態調査結果
社内SEの平均年収 | サラリーマンの平均年収 |
514万円 | 441万円 |
上記は社内SEとサラリーマンの平均年収についてです。
社内SEは一般的なサラリーマンと比べ、年収が73万円も高いことがわかります。
通常、SEというと、技術や実績が給与査定に大きく反映されるのですが、社内SEは必ずしもそうではありません。
会社の給与体系に左右されるものが多く、周りと同じように上がっていく傾向にあります。
社内SEを雇っている企業の多くは、大企業が多く、社員の平均年収も高いです。
その為、「社内SE=高い給料を貰っている」場合が多いと言えるでしょう。
特に社内SEはスキルがないと出来ない、貴重な職種な為、一般的な社員より年収は高いはずです。
求人倍率が高い
社内SEの求人倍率について、転職サービス「レバテックキャリア」がこう述べています。
「社内SEとして転職できるのは5人に1人」
倍率は5倍です。
社内SEの求人倍率が高い理由として下記があげられます。
・求人の数が少ない
詳しく見ていきましょう。
転職希望者が多い
先ほど「社内SEのメリット」で解説したように社内SEは通常のSEと比べ多くのメリットがあります。
その為、「転職したい!」と考えてる人が大勢いるのが現実ですね。
普通に考えて、転職希望者が大勢いるということは、倍率も高くなります。
社内SEはある程度狭き門と考えておきましょう。
求人の数が少ない
そもそも社内SEの求人はあまり多くありません。
通常、社内SEは一つの企業で大量に募集されることはなく、1年に1~2名程度です。
特に中小企業になると企業内で1名いたら十分な場合もあるので、募集さえしないことも珍しくありません。
社内SEに将来性はあるのか
結論から言うと、社内SEに将来性はあります。
✅社内SEに将来性がある理由
・給料の伸び率が高い
上記の通り。
それでは解説していきます。
今後も需要は高まっていく
社内SEの需要は今後も高まり続けるはずです。
✅社内SEに需要がある理由
・セキュリティ対策ニーズ
・クラウド移行によるニーズ
・IoT化のニーズ
上記の通り。
需要があるということは、仕事がなくなる可能性が低く、定年まで安定して働けると言うことです。
また、需要の増加と共に給料が上がっていく傾向もある為、将来的には高収入が期待できます。
システム保守・運用のニーズ
システムに不具合があった時の対応や、正常に動作出来るように、メンテナンスするのも社内SEの役目です。
世の中のIT化に伴って、社内システムを導入している企業も爆発的に増えています。
そんな中、「社内システムの管理者」が必要な企業も増えており、社内SEの需要も高まっているのです。
セキュリティ対策ニーズ
ウイルスなどからシステムを守る、セキュリティ対策も社内SEの仕事の一環です。
今や、誰もがパソコンやスマートフォンを持つ時代となっており、「攻撃する側」「攻撃から守る側」どちらの数も増えています。
そんな中で、セキュリティ対策を怠っていると、企業内システムにハッキングやウイルス攻撃などを仕掛けられ、データの盗難やサーバーダウンが起きてしまいます。
そうなると、企業としての信頼が落ちた上、サービスの不具合も起き、大打撃になるでしょう。
その為、社内SEによる万全なセキュリティ対策が必要になるのです。
クラウド移行によるニーズ
クラウドとはインターネットなどのネットワーク経由で様々なサービスが利用できる仕組みです。
例えば、iPhoneなども「iCloud」というクラウドサービスをしています。
通常、写真や動画を撮ると、iPhone内のハードディスクに保存されていきますよね。
しかし、これにはリスクがあります。
・ハードディスク容量が足りなくなるリスク
・ハードディスクが壊れたら保存データが取り出せなくなるリスク
上記のリスクはiPhoneの中にデータを保存しているからこそのものです。
一方、クラウドはどうでしょう。
写真や動画は、インターネット上に置いてあるサーバーに保存されます。
その為、2つのリスクが大幅に軽減されます。
・容量が足りなくなるリスク⇒お金を払えば、容量は増大可能
・保存データが取り出せなくなるリスク⇒クラウド企業が厳重に管理している為、ほとんど起こらない
このようにクラウドサービスは、これからの時代、ドンドン増えて行くはずです。
その為、企業としても社内システムなどを、企業内サーバーに置かず、クラウドに移行して運用する傾向になります。
そのような時に「クラウドに移行しても問題ないか」「移行にかかるコストや運用費はどのくらいか」を調べ、安全に作業する為に社内SEは必要になってくるのです。
IoT化のニーズ
IoTとは、身の回りにある、身近な家電・機械その他の「モノ」を、すべてインターネットで繋いでしまおうという概念です。
エアコンを例にして考えてみましょう。
外に外出した時に、「あっ!エアコン切り忘れた!」となったことは誰にでもありますよね。
そんな時にエアコンがインターネットに繋がっていたら、スマートフォンで操作するだけで、エアコンを切ることができるようになるのです。
今でも、最新のエアコンはIoT化されているものもありますよね。
これから先、家電・機械が全てインターネットに繋がっていくと言われています。
家電・機械の他に、それらから発信されるデータを処理するシステムや、ネットワークの構築など多くの企業は対応に追われるでしょう。
その為、IoT対応家電・機会の増加に伴って、社内SEの需要も比例して伸びていくはずです。
年齢別、給料の上がり方
※「就活の未来」のデータを参照
年齢 | 社内SEの平均年収 | 日本人の平均年収 |
20~24歳 | 312.2万円 | 263.5万円 |
25~29歳 | 406.7万円 | 343.3万円 |
30~34歳 | 468.6万円 | 395.5万円 |
35~39歳 | 513.5万円 | 433.4万円 |
40~44歳 | 553.4万円 | 467.1万円 |
45~49歳 | 585.1万円 | 493.8万円 |
50~54歳 | 609.5万円 | 514.4万円 |
55~59歳 | 600.7万円 | 507.0万円 |
60~64歳 | 450.3万円 | 380.1万円 |
社内SEの年収は日本全体の年収と比べかなり高いです。
通常だと職種によっての年収差がつきにくい20~24歳の時点で約50万円離れており、若い時から割と高収入なのがわかります。
また年齢があがるにつれて、年収の差が大きくなっていくことから、昇給の上昇率も高いです。これは企業の資本の大きさが関係しており、安定した昇給が受けられるからと予想できます。
今後、社内SEに求められるスキルとは
今後、社内SEをやる人にとって、求められるスキルがあります。
✅社内SE求められるスキル
・サーバースキル
・マネジメントスキル
・データベーススキル
・Office製品の操作スキル
上記の通り。
通常のSEは狭く深いスキルが求められますが、社内SEの場合は浅く広いスキルが求められます。
というのも、社内SEはシステム開発を自分でやることがなく、外部に外注する為、浅いスキルだけでも問題ないのです。
反対に、社内にあるIT関連の仕事を全般的に任されているため、幅広いスキルが求められます。
社内SEでも、企業によっては将来性がない
社内SEは比較的、将来性のある仕事です。
しかし、「全ての企業の社内SEに、将来性があるか」と聞かれると、そんなことはありません。
例えば、残業が多かったり、給料が低かったりしたらホワイトとは言い難いですよね。
そこで、社内SEの中でもホワイト企業を見つける目が必要になるわけです。
しかし、自分で転職活動をしても、帆愛と企業を中々見分けることが出来ず難しいと思われます。
例えば、転職活動の定番の場所は、ハローワークです。
ハローワークでは下記のような求人を探し応募をするといった流れになると思います。
ただこの方法では企業の基本的な情報しかなく、「どのような職場環境なのか」が全くわからないのが現状です。
実際にはサービス残業があったり、社内の雰囲気が悪かったりする可能性もあるわけです。
安易に応募してブラック企業に就職したら最悪ではないですか?
このような時に頼るのが転職エージェントです。
転職エージェントでは担当者がヒアリングを行いあなたにあった求人をプロが選別して紹介してくれます。
もちろん大手IT企業を希望でしたら、
その旨を担当に伝えると、希望に沿った企業を紹介してくれるはずです。
また、企業ごとの面接対策や年収交渉など様々なサービスを全て無料で行ってくれます。
無料なのには理由があり、簡単に言うと、
採用した企業側からお金が支払われるからです。
その為、就活者はお金を気にせず転職エージェントのサービスを受けることが出来ます。
無料ですので、一度登録を行ってみて様子をみるのも良いのではないでしょうか。
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