よくネットで言われているのが、「プログラマーに将来性はない」ということ。
しかし、日々IT技術が進化している中で、そのようなことはあるのでしょうか?
そこで今回はプログラマーの現状と将来性について解説します。
目次
プログラマーの現状
プログラマーの需要
現代のIT技術は凄いスピードで進歩しています。
それにともなって、需要も加速度的に増えているのは間違いない事実です。
転職サイトを運営している「Doda」によると、2019年10月のIT・通信の求人倍率は7.05倍になっています。
全業界の平均倍率2.52倍を大きく上回っており、プログラマーの需要の高さはデータにも表れています。
IT企業としては、人手不足解消の為、プログラマーをドンドン受け入れている状態なのです。
今後もIotやAIの発展により、ITエンジニアの需要は間違いなく増していくでしょう。

プログラマーの平均年収
一般的なプログラマーの平均年収は2017年現在、414.6万円と言われています。
これは全職種の中でも、少しだけ高い水準です。
「思ったより、多くないな・・」と思った人もいると思いますが、それもそのはず。
プログラマーは経験を重ねると、SE(システムエンジニア)にステップアップする為、平均年収の数値は若いエンジニアで算出されているから。
その為、SEの平均年収は540万円とかなり高いです。
ただ、企業によっては、SEのステップアップ先が閉ざされている場合があります。
その場合は、プログラマーとして、定年まで終えることになる為、年収はそこまで高くはならないでしょう。

プログラマーの将来性
結論から言うと、「プログラマーがなくなる」なんてことはありません。
今後の需要から考えて、衰退するとは考えにくいからです。
その為、これからはプログラマーにとって、どのような時代になっていくのかを考えていく必要があります。
プログラミングが簡単になる
昔に比べて現在はプログラミングのハードルが下がっています。
これはプログラミングを補助してくれるツールや、ソフトウェアが増えたからです。
例えば、システムのレイアウトであるボタンの作成です。
昔はボタンを設置するだけで、多くのプログラムを書く必要がありました。
一方、現在はマウスでワンクリックするだけで、作れてしまいます。
補助ツールがボタンのプログラムを予め用意しておいて、私たちはそれを呼び出すだけでいいのです。
その為、難易度の高いシステムも短時間で開発できるようになり、世の中のIT化のスピードが早くなっていくでしょう。
プログラミングが簡単になると、どうなるのか
「プログラミングが簡単になる」ということは、「多くの人がプログラマーになれる」ということです。
昔は、スキルのある選ばれた人だけがなれる職種でしたが、今では未経験者でも採用されやすくなっています。
その為、「難しいそうだから、やめておこう・・」と考え、転職を諦めてしまうのは、もったいないでしょう。
一方、年齢の高いベテランプログラマーは、今後厳しくなっていく可能性があります。
というのも、プログラマーの参入障壁の低さから、若い人がドンドン入社してきます。
その為、人件費の高いベテランは企業にとって、邪魔な存在になる可能性があるのです。
実際、プログラミングは若い人の方が優秀で、年齢を重ねるほど「学ぶ力」の低下から難しくなってきます。
その為、プログラマーとして定年まで終えるのではなく、SE⇒PL⇒PMとステップアップ(出世)していくのがベストなのです。
プログラマーからのステップアップ、SE・PL・PMの違いを解説
プログラマーからのステップアップが大事
先ほど話したようにプログラマーとして、定年まで仕事をしていくのは厳しいかもしれません。
そこで大切なのは、ステップアップすることです。
まずは要件定義書や設計書などを作成するSE(システムエンジニア)を目指しましょう。
そこからプロジェクトリーダー(PL)→プロジェクトマネージャー(PM)の道が開けてくるはずです。
PLやPMまで来ると給料も高いですし、若手に仕事を奪われることもありません。
もし転職することになっても、PLやPMの経験があると好待遇で迎え入れられる可能性が高いでしょう。

会社によっては、ステップアップ出来ない
SEへのステップアップを目指しているとしても、会社によっては難しい場合があります。
これは、客先常駐(SES事業)を中心としている企業にありがちです。
客先常駐とは、エンジニアを他社に派遣される労働形態で、多くのデメリットがあります。
その中の一つに、設計や要件定義などの、上流行程のスキルが上がらないことが挙げられます。
というのも、客先常駐ではプログラミングやテストなどの、下流行程の仕事しか回ってこないことが原因。
その為、SEに必要な上流行程を学ぶ機会がなく、ステップアップが難しいのです。
プログラマーの労働形態の違い!自社開発、請負、客先常駐、一般派遣
客先常駐(特定派遣)はやめとけ!デメリットを解説します
ステップアップしやすい会社に行くには
プログラマーからステップアップを目指すのであれば、「自社開発」又は「請負開発」中心の企業に転職するのがベストです。
特に「自社開発」は給料の高さや残業の少なさなど、多くのメリットがあり、定年まで安心して働くことが出来ます。
ホワイトIT企業を目指すなら自社開発をしている会社にするべき理由
自社開発企業への転職は、転職エージェントを利用すると良いでしょう。
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