この記事はIT業界経験者向けに書いています。
✅下記ことが、知りたい人向け
・転職失敗の対策
この記事を読めば、プログラマーが転職に失敗する理由と対策について理解できます。
目次
プログラマーの転職で失敗する理由と対策
失敗理由1:キャリアプランを考えていない
将来に向けて「自分がどのような人材になっていくのか」を明確にしていないと、企業からの評価が落ちます。
というのも、自分のキャリアプランを描けているエンジニアは、将来の予測が付きやすく、それに向かって迷うことなく付き進めるからです。
例えば、下記の例をご覧ください。
Aさん「将来は5年以内にリーダーになって、プロジェクトのマネジメントをしていきたい!その為に設計や要件定義のスキルアップを目指す!」
Bさん「将来のことは、まだ決めてないけど、とりあえず、今を頑張る!」
どうでしょうか。
Aさんの方が印象がいいですよね。
実際、印象が良くなること以外に、エンジニアとして伸びる人材もAさんになります。
Aさんのような目標がある人は、そこから逆算して「どうすれば、リーダーになれるか」ということを考えられ、今何をするべきかを明確化できます。
しかし、Bさんはゴール地点を決めていない為に、「何に対して頑張ればいいのか」がわからないのです。
対策
あなたが、キャリアプランを決めるに当たって、やっていくべきことがあります。
②現在の分析
③目標の設定
上記の通り。
これらを「①⇒②⇒③」と順番にやっていくことで、キャリアプランが明確になっていくはずです。
①過去の分析
過去の分析をすることによって、「どんな失敗をしてきたか」又それによって、「どのような対策をし、成功したのか」などを書き出してみましょう。
特に大きな失敗や成功は、具体的であればあるほどよいです。
例えば、「自分の開発したシステムに不具合(バグ)があった」といった失敗経験は、
「SEとの意思疎通が上手くいってなかった」⇒「仕様を見誤っていた」対策⇒「SEの伝えたいことが、完全にわかるまで質問をした。」「設計書をもう一度読み込んだ」
など過去に起こったことを明確化していきましょう。
②現在の分析
現在の自分が、「どのような仕事を任されているか」「どのようなスキルがあるか」などを分析しましょう。
分析によって、「過去の経験が、どのように生かされているか」「これから、どのような方向に進んでいくか」が見えていきます。
具体的には、「Web系システムの開発を任されている」「CSS・PHP・JSPのスキルがある」などを書き出しましょう。
③目標の設定
過去・現在の分析を元に、「これから、どのようなエンジニアになっていきたいか」目標を設定しましょう。
「今までWeb系のシステム製造に関わっていた為、今後は設計側に周り、プログラマ⇒SE⇒PLとステップアップしていきたい!」といった具合です。
ここで注意点なのですが、目標の設定だけでなく、期間の設定も必要。
例えば、「3年後にSE⇒5年後にPL⇒10年後にPM」と、具体的な期間を設定することによって、キャリアプランが明確化するのです。
失敗理由2:企業分析が不十分
企業分析が出来ていないと、「どのようなIT会社か」を知ることが出来ません。
結果として、志望理由やキャリアプランを書くことが難しくなります。
極端な例ですが、業務系システム開発会社に対して「日本一のゲームを開発します!」と言っても的外れですよね。
そもそも、そんな仕事やっていない訳ですから。
また、企業分析は自分がやりたいことが出来る会社かを、見分けることにも繋がります。
自社開発系の企業を志望したのに、実際はSES企業(客先常駐)だったら最悪ですからね。
対策
企業分析の中で、プログラマーにとって、最も大切だと言えるのは事業内容になります。
というのも、詳しい事業内容が理解できれば、「志望動機」「キャリアプラン」「企業が求める人物像」が見えてくるからです。
事業内容は企業のホームページを調べればすぐにわかります。
ホームページの事業内容の中で注目するポイントはこちら
②SES事業と書かれていないか
①システム開発実績
「システム開発実績」を見ることによって、「自分のスキルが生かせるか」「自分がやりたい仕事内容か」が分かります。
例えば、「Web系勤怠システム」と書かれていた場合、大抵は「CSS、PHP、JSP」などのプログラミング言語が使われます。
その為、「今自分がもっているスキルが生かせるのか」がわかるのです。
②SES事業と書かれていないか
「SES事業と書かれていないか」の場合ですが、これは客先常駐を中心としている企業の可能性が高いです。
客先常駐は将来性のない、契約形態な為、ブラックな所がほとんどになります。
その為、SES事業と書かれていれば、志望企業から外してしまって良いと思います。
客先常駐(SES)を辞めたい。続けていてもあなたの為にはならない理由
失敗理由3:コミュニケーションスキルが足りない
コミュニケーションスキルが不足している人は、プログラマーの転職にも失敗します。
というもの、職場は人と人が関わりあって働く場な為、上手くコミュニケーションが取れないと、仕事が捗らないからです。
正直、最も重要とも言える要素で、いくらスキルが高くても、コミュ力が壊滅的なら、転職することは難しいでしょう。
面接でも言いたいことが、上手く伝えられないと、「何のことか、よくわからないな・・」と思われ、悪印象を与えてしまうのです。
対策
まず、注意して欲しいのが、プログラマーのコミュ力とは、笑わせることではなく、「伝える力(説明力)」や「伝えられていることを、くみ取る力」のことです。
その為、この二つを重点的に鍛えなければいけません。
伝える力(説明力)
まず、「説明力」ですが、単純に人に対して沢山説明すれば、能力は上がっていきます。
具体的方法としては、日常のことを誰かに聞いてもらうことです。
例えば、「朝起きてから、顔を洗ったからスッキリ目覚めれたんよ。そのあとにご飯を食べたんだけど、食欲がなくて残したんだよね。」
といった具合。
ちょっと下手くそな文章ですが、ニュアンスは伝わったはずです。
やってみると、意外と難しく、説明力の向上に繋がりますよ。
伝えられていることを、くみ取る力
これは、伝えられていることに対する知識を増やせばOKです。
例えば、システムの仕様について、SEから説明が合っている途中に「DB」「バックエンド」などの専門用語が理解出来なかった場合、仕様も理解することは難しくなります。
その為、プログラマーであれば、プログラミング言語やデータベース・システム設計のことについての知識を、身に着けておくと、少しの説明で多くのことが理解出来るようになるでしょう。
失敗理由4:年齢が35歳以上
プログラマーは新しい技術や知識を、次々と吸収する「学ぶ力」が大切になってきます。
その為、35歳以上になってくると「学ぶ力」が低下してきたと見なされ、転職に失敗する可能性が高まります。
また、企業社員からすると、年上の部下が出来てしまう可能性がある為、多少なりとも気まずくなる可能性を恐れているのです。
対策
年齢による、悪印象は変えることは出来ません。
その為、年齢に関しては、受け入れた上で、別の部分をアピールしていくことが大切。
まず、35歳以上であれば、プログラマーとしての経験値や、スキルは積み重なっているはずです。
その為、「Java・C#のスキルやLinuxなども経験も豊富」だと言うことを、伝えていく必要があります。
要は、年齢によるマイナスを他の部分で補うのです。
失敗理由5:ITスキル不足
プログラマーとしての経験があると、「ある程度のITスキルはある」と企業は考えています。
そんな中、「HTML・CSS・PHP・JAVAどれも分からない!」と言われてしまっては、転職は成功しません。
プログラマーとして、経験があるにも関わらず、ITスキルがなかったら、「出来ないエンジニアなんだな・・」という悪印象を与えてしまうのです。
また、自分のスキルが生かせない会社を目指しても、中々難しいものがあります。
Web系企業にも関わらず「C#・VB.Net」のITスキルがあっても、生かされないですよね。
対策
方法は二つ。
②ITスキルを上げる
①ITスキルに見合った企業を目指す
自分のスキルが「C#・VB.Net」なのだとしたら、業務系システム中心の企業に行けばOKです。
なお、「PHP・CSS」だとしたら、Web系、「C・C++」だとしたら、金融や組み込みです。
事業内容を調べれば、どのようなシステムを開発しているか、わかるはずなので、参考にしましょう。
②ITスキルを上げる
自分のスキルが足りないのだとしたら、単純に上げればOK。
スキルを上げる方法は一つ。勉強です。
勉強は主に「書籍」「インターネット」「プログラミングスクール」で出来ますが、確実なのはプログラミングスクールです。
「書籍」や「インターネット」は独学で勉強することになり、もし詰まったら解決出来ません。
要は、捗らないということですね。
TechAcademy [テックアカデミー]などの、プログラミングスクールは、ITに詳しい専門の講師が教えてくれます。
その為、スキルが上がるスピードも速く、効率も良いのです。
プログラマー経験者が、ホワイトIT企業に転職するには
自社開発や請負開発中心のホワイト企業に転職するには、転職エージェントがオススメです。
転職エージェントとは無料で利用できる転職支援サービス。
要は「転職のプロ」です。
転職エージェントには様々なエージェントがいて、その中には「IT企業に詳しいプロ」もいます。
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もちろん「SES企業を避けてほしい」と担当にお願いしたら、希望通りの求人を紹介してくれます。
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少しのことを面倒に思い、ブラック企業に居続けてもあなたの為にはなりませんよ。
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