これをご覧になっているほとんどの方は会社員だと思います。
その中で、今いる会社を辞めようか考えている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は会社を辞めるリスクについてまとめてみましたのでご覧ください。
目次
会社を辞めるリスク
会社を辞めるリスクは様々です。
もし、辞める決心がついたとしても、
しっかりとリスクを知ることが大切になります。
収入がなくなる
一番最初に思いつくリスクと言えばこれでしょう。
会社員でサラリーマンをやっている方は、月に一回必ず給料を貰える日があります。
会社はあなたに労働してもらうことを条件にお金をあげる契約をしているので、当然と言えば当然です。
しかし、退職するということは、契約がなくなることに繋がります。
すると、お金が貰えなくなりますから、
貯金を切り崩して生活をしていくことになります。
特に一人暮らしの方は家賃や食費・光熱費など全て自分で支払わなくてはいけません。
かなり溜めこんでないかぎり、すぐに貯金も無くなって生活できなくなるでしょう。
ローンや借り入れができなくなる
サラリーマンの場合は安定的な収入があるため、銀行からの信用があります。
しかし、会社を辞めた場合、安定収入が望めない為、信用がなくなるのです。
結果としてローンや借り入れが出来ずなくなります。
その為、サラリーマン時代に出来ていた、
家や車をローンで購入することは難しくなるでしょう。
支払う保険料が増える
サラリーマンのほとんどは社会保険に入っているはずです。
給料から天引きされて「こんなに払いたくないよ」と思っている方もいるでしょう。
しかし、実際私たちが負担している社会保険は実際の額の半分で、残りは会社が負担しています。
その為、会社を辞めると、保険料の支払いが増えることになるのです。
また、将来貰える年金の額にも違いが出てきます。
会社に所属している時は厚生年金と呼ばれるものに入っています。
一方、会社を辞めると国民年金に入ります。
厚生年金に比べ国民年金の方が支払う額が少ないため、
将来貰える年金額も少なくなるのです。
生活リズムが崩れる
通常のサラリーマンは9時に出社し18時に退社します。
当然生活もこの労働時間に合わせることになり、
朝にしっかりと起きて夜になったら眠るという、規則正しい生活になります。
しかし、会社に所属をしていないと「いつ起きて、いつ眠るか」が自分の思い通りです。
よくありがちなのが、朝に寝て夕方に起きる夜型の生活です。
一見幸せに見えますが、人間は夜にしっかり寝ないと、病気にかかりやすくなります。
またより危険なのが、寝る時間がいつもバラバラなことです。
今日は朝寝に、次の日は夜寝などバラバラの生活をしていると、体がついていかなくなり、
弱ってしまうのです。
脳が退化する
会社では仕事が与えられるので、何かしらを考え行動に移しています。
しかし、会社を辞めると、仕事を与えてくれる人がいません。
結果として物事を考えることが少なくなり、脳が退化してしまいます。
脱サラした後も、勉強を続けられる人はよいですが、
あなたがそのような人とは限りません。
人と接する機会が減る
ほとんどの会社にはオフィスがあり、
そこでサラリーマン仕事をしているため、人と接する時間が増えます。
あまりコミュニケーションが必要ではなさそうな、
プログラマーやSEなどでも1日全く話さないなんてことはありません。
しかし、会社に通う必要がなくなると、自然と人と接する機会が減ります。
実は人と会話することは、自分自身の成長に必要不可欠です。
情報のインプット・アウトプットやコミュニケーション能力の向上が望めます。
その為、人と接する機会が少なくなると成長は望めないどころか、
退化する可能性もあるのです。
周りの態度が変わる可能性がある
仕事をやっていたうちは
「仕事熱心な人」と思われていた可能性があります。
しかし、仕事を辞めると
「根性がない」
「適当に生きてる人なんだ」
「将来のこと考えてるのかな」
と悪いイメージがつきやすくなります。
時には口に出して嫌なことを言われて傷つくかもしれません。
また「仕事を辞める」=「自分より格下」と思う人もおり、
自分に対する態度が大きくなったりし、面倒だと感じることもあるでしょう。
会社は辞めない方がいいのか
結論から言うと、状況によっては辞めても良いと思います。
それではどんな状況だと辞めてもよいのでしょうか。
今いる会社に将来性がない
現在の会社に将来性がない場合は、
辞めることを考えていいかもしれません。
将来性の判断としては、
・業績が右肩下がり
・離職率が高い
などが挙げられます。
業績が右肩下がりということは、儲けがどんどん下がっているということです。
そのまま、進むと会社は赤字になり、あなたに給料を払うことさえできなくなるかもしれません。
また、離職率が高い会社も危険です。
離職率が高い会社は人材を確保できていない場合がほとんどです。
優秀な人ほど転職の成功確率が高まりますから、
ブラック企業に見切りをつけるスピードが速まります。
結果として、人手不足に陥りますし、
残った人材もスキルが低い人材ばかりでしょう。
あなたが会社のために精一杯働いたとしても、
将来倒産したら元も子もありません。
給料が低い
給料が低い会社は辞めた方が良いかもしれません。
給料が低いということは、会社の業績も悪い可能性もありますし、
あなたの生活にも影響が出てきます。
しかし、今は低くても将来給料が高くなる会社もあります。
そのような場合は退職を思いとどまるべきかもしれません。
判断基準としては、5年程度勤務年数が長い先輩に給料を聞いてみましょう。
もし今の自分とほとんど変わらないようであれば、辞めてしまって良いでしょう。
労働時間が長い
労働時間が長いと、生活が会社中心になってしまい楽しみがなくなってしまいます。
もちろん会社に行くのが楽しくて仕方がない様であれば、辞めるべきではありませんが、
そうでないのであれば、辞めてしまってもかまわないと思います。
しかし、「残業が毎日1時間ある」程度では考えなおすべきかもしれません。
もし転職をしても残業が1時間以上ある会社はごまんとあるからです。
たまたま残業0の会社に採用されるかわかりませんしね。
1時間程度の残業の場合は、転職をするひとつのきっかけ程度にしておき、
他の条件で退職するか決断するべきでしょう。
仕事内容が合わない
仕事内容が合わないようですと、
会社にいる時間が非常につらいものになります。
とはいえ、ほとんどの人は会社に行くのは嫌でしょう。
しかし、「嫌」の中にもレベルがあります。
「我慢できる」レベルや「すぐ辞めたい」レベル様々です。
ただ、仕事内容が嫌でもその他の条件が完璧な会社だった場合、
辞めなくてもいいかもしれません。
その場合は、プライベートの時間を存分に満喫し、ストレス発散するしかないでしょう。
人間関係が悪い
実は会社を辞めるきっかけとして、人間関係は非常に多いです。
「上司とそりが合わない」
「同僚と上手くいっていない」
など悩んでいる方もいるでしょう。
そんな時は自分から歩んでいく努力もするべきですが、
中にはどうにもならない人もいます。
そんな人が転勤や部署変更などで、関わらなくなるのであればよいのですが、
これから先もずっと関わっていくのであれば、退職を考えてもよいでしょう。
転職の計画を立てる
会社を辞めるリスクを考えて、それでも退職するというのであれば、
転職の計画を立てることが大切です。
・業界を決める
・業界分析
・自己分析
・履歴書対策
・面接対策
などしっかりと計画を立てることが大事です。
また求人を探す媒体も重要です。
タウンワークやリクナビなどの転職サイトで探すのが一般的ですね。
また一番よくあるのが、ハローワーク。
しかしハローワークにはブラック企業が多くおすすめできません。
ハローワークを利用するな!プログラマーへの転職でハロワをおすすめしない理由
この転職計画を一挙に引き受けてくれる方法が一つだけあります。
それは転職エージェントを利用することです。
転職エージェントでは個々に担当が付き、
あなたに合った求人を紹介してくれます。
・業界分析
・自己分析
・履歴書対策
・面接対策
を担当に手伝ってもらいスムーズに対策をうてるようになります。
また企業と年収交渉を行ってくれるため、
自分で行う気まずさもありません。
登録は無料ですので、選択肢の一つとして頭に入れておくべきです。