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客先常駐(SES)企業はブラックばかり!ホワイトがない5つの理由

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IT業界では、一般的な労働形態である客先常駐(SES)

しかし、世の中にある客先常駐企業のほとんどは、ブラックと言っても過言ではありません。

そもそも、ブラックなのには理由があるのでしょうか。

そこで今回は、客先常駐(SES)にホワイト企業がない理由を解説します。

客先常駐(SES)企業はブラックばかり!ホワイトがない5つの理由

✅客先常駐(SES)にホワイトがない理由

・年収・給料が低い
・資本力がない
・クビになりやすい
・残業代が出にくい
・スキルアップしにくい

上記は、客先常駐にホワイトがない5つの理由です。

それでは、解説していきます。

年収・給料が低い

他の部分がどれだけホワイトでも、給料が低かったらブラック企業と言えますよね。

実際、客先常駐SEと通常のSEは年収にして100万円以上の開きがあります。

客先常駐(SES)では、契約の構造や仕組み上、どうしても低くなってしまう理由があるのです。

給料が低い理由①:多重下請け構造の最底辺だから

多重下請け構造とは、IT業界の特徴の一つです。
IT業界の特徴の一つとして、多重下請け構造があります。

IT業界はエンドユーザから、依頼があったときに、その依頼をそのまま、他IT企業に委託することが珍しくありません。

例えば、ユーザから依頼を受けたA社があるとします。

A社は要求定義だけ行い、依頼内容をB社に委託。
B社はそのままC社に委託。
B者は設計だけ行い、D社に委託

と言うように、開発を下請けに回していく構造が出来上がっています。

当然、会社から会社に委託されている間に、報酬は抜かれている為、最底辺の下請け企業の報酬額はかなり減っています。

そんな最底辺の下請け企業に多く勤めているのが、客先常駐です。

もともと開発報酬額が大きくない企業に雇われていることが多いわけですから、給料も上がらないに決まっていますよね。

給料が低い理由②:成果報酬ではないから

客先常駐(SES)として働いているSEのほとんどは、成果報酬での契約は結ばれていません。

客先常駐は「エンジニアを月に150時間貸すから、60万円支払ってくださいね」という契約になっています。
要は、時給制です。

客先常駐SEが客先に、どれだけ大きな利益をもたらそうが、60万円しか支払われることはありません。

その為、自社としては大きな利益を得ることが難しく、結果として給料を上げることも出来ないのです。

資本力がない

資本力がない企業は、ホワイト企業とは言えません。
というのも、資本力がないことは、「給料が上げられない」「会社に安定感がない」ことに繋がるからです。

客先常駐(SES)に資本力がない理由は、以下の3点があります。
・中小企業ばかりだから
・リスクをとれないから
・優秀なエンジニアがいないから

それでは見ていきましょう。

資本力がない理由①:中小企業ばかりだから

客先常駐を中心に行っている企業は、中小企業が非常に多いです。

理由は簡単。
SES事業は参入難易度が低いから。

大きな資本が必要のないビジネスモデルの為、新しい会社がこぞって参入しているのです。

資本力がない理由②:リスクをとれないから

客先常駐企業は、利益が少ない中小企業が多い為、大きなリスクが取れません。

大きな売上となる、請負開発自社開発は、「どのくらいの工数で終わらせれるか」「どれくらい売れるか」を予想し開発を行います。

しかし、見積もりより多くの工数がかかってしまった場合は、会社としては赤字です。
要は、これがリスクですよね。

大きな会社の場合は一つ二つミスしても、お金がある為、倒産することはありません。
一方、中小企業だと、一つの開発ミスによって会社が傾く危険性があります。

その為、簡単にはリスクがとれず、確実な利益が得られる客先常駐(SES)をしてしまうです。

資本力がない理由③:優秀なエンジニアがいないから

「優秀なエンジニアがいない」⇒「お金を稼ぐ人材がいない」に繋がります。

客先常駐企業は一般的なIT企業に比べブラックなことが多いです。
その為、優秀なエンジニアは他IT企業に転職したり、そもそも応募さえしないのです。

客先常駐企業には「請負開発や自社開発のノウハウを持つエンジニアがいない」なんてことも珍しくありません。

その為、いつまで立っても客先常駐(SES)から脱出することは出来ず、会社としても儲けがない状態なのです。

クビになりやすい

客先常駐SEは通常のSEと比べ、クビになる可能性が高いです。

特に40代・50代のエンジニアはリストラされやすい傾向にあります。
40代以上の客先常駐SEには、転職先がかなり少なくなってくるため、苦戦するでしょう。

また日本の法律上、クビにすることは難しい為、実際は自主退社を迫ってくることがほとんどです。

クビになりやすい①:ベテランになるほど、常駐先がないから

40代以上のベテランエンジニアに、常駐先が見つからない大きな原因として、2つ挙げられます。

一つ目は、ベテランになるほど、物覚えが悪くなるからです。

客先常駐(SES)では、プロジェクトによって現場が変わってきます。

その為、現場ごとに「プログラミング言語」や「システム知識」を覚えなおし、適応する必要があります。

しかし、ベテランエンジニアになると、新技術を吸収する力が下がってくるため、適応出来なくなってくるのです。

二つ目に、客先の社員(プロジェクトリーダー)より年上になる可能性が出てくるからです。

客先常駐SEより上の立場であるリーダとしては、年下の部下が出来ると、何かと気をつかいます。

その為、リーダとしては、なるべく自分より年下の客先常駐の方を受け入れるのです。

常駐先がないエンジニアは売上を発生させないため、会社にとっては赤字を生み出す「邪魔なエンジニア」。

その為、会社としてはベテランの客先常駐をクビにしたがるのです。

クビになりやすい②:管理職になれないから

客先常駐(SES)は客先にエンジニアを派遣する形態ですよね。

ということは、自社に管理する必要のあるエンジニアがおらず、管理職が必要ありません。

「エンジニアの管理は誰がやるの?」と思われるかも知れませんが、それは客先の社員です。
スケジュール管理や仕事の割り振りなど、全部やってもらえます。

通常の企業だと、吸収力がなくなってくる40代はエンジニアから離れ、管理職に回ります。
しかし、客先常駐企業は、一生エンジニアで生きていくしかない為、能力の低下からクビになりやすいのです。

残業代が出にくい

客先常駐(SES)として働いているSEは、残業代が出にくい傾向にあります。

残業代が出ない企業の場合、エンジニアのモチベーション維持も難しく、やる気もそがれてしまいますよね。

残業代が出にくい理由①:見込み残業代が多い

客先常駐を受け入れている企業は、基本的に忙しい現場ばかり。
というのも、現場が忙しくないと、外部からエンジニアを雇う必要がないからです。

その為、客先常駐SEは残業をすることが珍しくありません。
残業は法律上、「基本給×1.25」のお金を支払わなければならず、自社としてはお金がかかってしまいます。

「残業の分だけ、客先からお金が入るんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、通常の契約の場合「150~190時間の労働で50万円」と決められており、190時間の労働までは、残業をしても報酬額は変わりません。

その為の対策として、自社は見込み残業代を支給しているのです。
通常、見込み残業代は低めに設定されていることが多く、残業がほとんどない現場じゃない限り、損する場合がほとんどでしょう。

残業代が出にくい理由②:残業をしているのを自社が把握出来ない

客先常駐(SES)では、他社でエンジニアが働いている契約形態の為、自社が実際の労働時間を把握しにくいのです。

自社が「絶対に残業代は支給する!」と考えていても、客先がサービス残業を普通にする企業だった場合、自社は残業をしているのを知ることは出来ません。

これは、サービス残業をしていても、自社が実際に見れないことが原因。
いくら「残業している!」と伝えた所で、客先から貰える労働勤務表に残業実績がない為、認められないのです。

対策としては、客先を変更するか、又は労働環境を変えるしかないでしょう。

ステップアップ出来ない

客先常駐企業で勤めていても、ステップアップが出来ません。

ステップアップが出来ないと、給料や待遇が変わらないことや、仕事のやる気もでなくなります。

また、いつまでたっても同じ職種だと、人として成長するのが難しいです。

人は目標がないと、努力し人生を豊かにすることが出来ません。
実際、仕事での目標の多くは、収入増や出世の人は多いです。

それを取り上げられたとなると、「何を目標として、頑張ればいいのか」わからなくなり、人生のやる気を削がれるのです。

ステップアップ出来ない理由①:スキルアップに限界がある

客先常駐(SES)では、回ってくる仕事の多くがプログラミングやテストなどの下流工程のため、スキルアップに限界があります。

要件定義や設計などの上流工程は、システム開発の基盤とも言える大切な部分です。
その為、上流工程の多くは客先の社員が担当します。

所詮、客先常駐は外部の派遣ですので、大事な部分は任せないのです。

上流工程の仕事を回してもらえなければ、スキルアップ出来ない為、身につく技術は下流工程のみと考えて良いでしょう。

ステップアップ出来ない理由②:ステップアップ先がない

SEのステップアップ先として、挙げられるのがPL(プロジェクトリーダー)・PM(プロジェクトマネージャ)です。
プロジェクトの進捗管理や人員配置などのマネジメント業務が中心。

その為、PL・PMになりたいのであれば、「自社にプロジェクト案件がある」ことが前提になります。

しかし、客先常駐(SES)はエンジニアを客先に派遣する形態な為、自社でのプロジェクト案件を持っていません。

結果として、PL・PMが必要なく、ステップアップも出来ないのです。

客先常駐(SES)企業の見分け方

これから、転職を考えている方、ちょっと待ってください!
客先常駐企業は、ある程度見分けることができます。

客先常駐企業を見分けるポイント

・社員数の割にオフィスが狭い
・退職者が多い為、常に求人情報が出ている
・事業内容に「SES事業」と記載している
・求人表を見ても勤務地・勤務時間がわからない
・取引先が同業者(IT企業)ばかり
・ホームページに社員の顔やコメントが少ない
・完全週休2日制じゃない
・業務内容があいまい

上記の通り。

詳しい、見分け方は下記の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

客先常駐(人売りIT)の見分け方!ブラックを見破る9つの方法を教えます。

客先常駐(SES)から脱出する方法

結論から言うと客先常駐(SES)から脱出するには、請負開発や自社開発をしている企業に転職する方法が一番です。

その為の行動として「転職エージェント」が最も有効な方法と言えるでしょう。

通常、転職活動をするときはハローワークなどに行き、下記のような求人を探し応募をするといった流れになると思います。

ただこの方法では企業の基本的な情報しかなく、「どのような職場なのか」「あなたが求めている仕事ができるのか」が全くわからないのが現状です。

実際に入社してみると、中途採用者は出世しにくかったり、社内の雰囲気が悪かったりする可能性もあるわけです。

安易に応募してブラック企業に就職したら最悪ではないですか?

このような時に頼るのが転職エージェントです。

転職エージェントでは担当者がヒアリングを行いあなたにあった求人をプロが選別して紹介してくれます。
もちろん請け負い開発や自社開発をしている企業が良い場合、その旨を担当に伝えると、希望に沿った企業を紹介してくれるはずです。

また、企業ごとの面接対策や年収交渉など様々なサービスを全て無料で行ってくれます。

無料なのには理由があり、簡単に言うと、
採用した企業側からお金が支払われるからです。

その為、就活者はお金を気にせず転職エージェントのサービスを受けることが出来ます。

無料ですので、一度登録を行ってみて様子をみるのも良いのではないでしょうか。

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