IT業界でも人気のある職種「社内SE」
社内SEが人気である理由の一つに平均年収の高さがあげられます。
そこで今回は社内SEの平均年収を様々な角度から調べてきました。
また社内SEとしての年収を上げる方法も教えますので、合わせてご覧ください。
目次
社内SEの平均年収
社内SEの平均年収を様々な角度で紹介します。
✅社内SEの平均年収
・社内SEと日本人の平均年収比較
・社内SEの男女別平均年収
・社内SEの企業別平均年収
上記のデータを記載しますのでご覧ください。
社内SEの年齢別平均年収
※「就活の未来」のデータを参照
年齢 | 平均年収 | 月給 | ボーナス |
20~24歳 | 312.2万円 | 21.4万円 | 55.2万円 |
25~29歳 | 406.7万円 | 27.9万円 | 71.9万円 |
30~34歳 | 468.6万円 | 32.1万円 | 82.8万円 |
35~39歳 | 513.5万円 | 35.2万円 | 90.7万円 |
40~44歳 | 553.4万円 | 38.0万円 | 97.8万円 |
45~49歳 | 585.1万円 | 40.1万円 | 103.4万円 |
50~54歳 | 609.5万円 | 41.8万円 | 107.7万円 |
55~59歳 | 600.7万円 | 41.2万円 | 106.1万円 |
60~64歳 | 450.3万円 | 30.9万円 | 79.6万円 |
上記の表を見ると、50~54歳に平均年収のピークを迎え還暦までほぼ同じ水準で推移します。
60歳から急激に年収が下がっているのは、還暦による再雇用制度の影響です。
再雇用後の年収450.3万でも30~34歳と同水準なのはかなり高いと言えるでしょう。
45歳を超えるとボーナスが100万円を超えてくるの非常にうれしいですね。
社内SEと日本人の平均年収比較
※「就活の未来」のデータを参照
年齢 | 社内SEの平均年収 | 日本人の平均年収 |
20~24歳 | 312.2万円 | 263.5万円 |
25~29歳 | 406.7万円 | 343.3万円 |
30~34歳 | 468.6万円 | 395.5万円 |
35~39歳 | 513.5万円 | 433.4万円 |
40~44歳 | 553.4万円 | 467.1万円 |
45~49歳 | 585.1万円 | 493.8万円 |
50~54歳 | 609.5万円 | 514.4万円 |
55~59歳 | 600.7万円 | 507.0万円 |
60~64歳 | 450.3万円 | 380.1万円 |
社内SEの年収は日本全体の年収と比べかなり高いです。
通常だと職種によっての年収差がつきにくい20~24歳の時点で約50万円離れており、若い時から割と高収入なのがわかります。
また年齢があがるにつれて、年収の差が大きくなっていくことから、昇給の上昇率も高いということです。
社内SEの男女別平均年収
※転職サービス「Doda」参照
男性 | 女性 |
562万円 | 463万円 |
男女の平均年収の差です。
100万円近い差があるのがわかると思います。
社内SEは年齢が高いほど、年収も多いのですが、女性は結婚や育児などで若いうちに退職する人もいる為、平均年収がどうしても下がってしまいます。
また男性の方がマネージャーなどの管理職になる可能性が高く、年収を押し上げている理由にもなっているのです。
社内SEの企業別平均年収
※転職サービス「Doda」参照
企業名 | 平均年収 |
オリックス銀行 | 年収600~800万円 |
ハウスプラス住宅保証 | 370~450万円 |
ジュピターショップチャンネル | 460万円~ |
デンソー岩手 | 350~500万円 |
エレコム | 400~600万円 |
ローム | 400~650万円 |
ローソン | 約650万円 |
有名企業の社内SEの平均年収です。
これを見ると、一番低いのがハウスプラス住宅保証「370~450万円」
一番高いのがオリックス銀行「年収600~800万円」
大企業ほど年収が高い傾向は他の職種同様同じです。
またオリックス銀行に限らず銀行系の社内SEは基本的には高収入だと言われています。
社内SEで年収700万円以上を目指せるのか
社内SEのマネージャーは高収入
社内SEは役職が上がっていくと、やがてマネージャになります。
マネージャーだと年収700万円以上が期待でき、特に大企業ともなると900万円を超えることもあるようです。
通常のSEだとプロジェクトマネージャまで上り詰めたとしても、年収700万円程度な為、社内SEの年収がいかに高いかわかりますよね。
マネージャーの仕事内容
社内SEのマネージャーは「どのようなシステムを導入するか」を検討し遂行します。
導入予定の社内システムが経営の視点から、いかに効果を出せる業務として遂行できるかをまとめていき、提案を行います。
また、導入後の実績を数値にし、さらなる業務効率化のためにデータとして残し、今後の提案に活用します。
部下の管理も仕事のうちで「どの仕事をさせるか」を考え、割り振っていくのもマネージャーとしての責任です。
大切なのは労働と賃金のバランス
比較的、年収が高い職種である社内SEですが「物凄く高い!」というわけではありません。
しかし、仕事において年収より大切にするべきものがあります。それは労働環境です。
社内SEは他業種と比べ、労働環境がかなり良いです。
✅社内SEの労働環境
・残業が少ない
・比較的気楽
・自分でシステムの導入を検討できる
上記は社内SEのメリットであり、他職種との差です。
通常のSEだと「客先常駐」などの労働形態が一般的な為、これらのメリットは存在しないも同然です。
社内SEは賃金と労働どちらもバランスよく整っており、ホワイトな職種と言ってよいでしょう。
社内SEに転職するのは難しい
先に言っておきますが社内SEに転職するのは難しいです。
実際、社内SEの競争倍率について、「レバテックキャリア」がこう述べています。
「社内SEとして転職できるのは5人に1人」
倍率は5倍です。
これは求人数は少なく、応募者が多いのが原因。
その為、社内SEに転職を考えている方はIT業界経験者がよいでしょう。
ある程度経験を積んでいる方であれば、可能性は十分あるので、兆戦してみていいと思います。